誰でも分かる日射計の使用方法について

太陽の光には2種類あります。晴れの日など何も光をさえぎるものがなく地表にまっすぐ届く光を「直達光」と呼び、曇の日など大気中の水蒸気等の微粒子などによって散乱した光を「散乱光」と呼びます。太陽の光の強さを「日射強度」といい、地表に降り注ぐすべての日射強度を足したものを「全天日射強度」と表されています。この散乱日射強度は晴れの日も曇の日もあまり変わらない数値のため、曇の日でも日焼け防止対策をしっかりしましょうと呼びかけられているのです。太陽の光が地表にたどりつくまでの距離が同じだとしてもその時の大気中にある微粒子や天気・湿度によって地表で観測される日射強度は大きく変わってきます。そのためその時々の正確な値を調べる為に日射計を使って計測することが大切だと言われています。

日射強度を日射計で正しく計測しよう

日射計には種類があり、計りたい日射強度によって計測器は異なります。空から降り注ぐ太陽の光を計測する「全天日射計」はドーム型になっており、受光部のまわりがガラスで囲まれています。光があたると温度差が生じてサーモパイルというものが電位差として日射量に換算して計測が行われています。受光部が光電素子を使用しているものもあり、光があたって発生した電気の量をすべて日射量に換算して計測しています。直達日射だけを計測したい時は、「直達日射計」を使います。1日の中で動く太陽を追いながら計測しなくてはいけないので、直達日射計には太陽の追尾装置がついています。構造が少し複雑になっているため他の日射計よりも高価な装置と言えるでしょう。上記2点を計測していれば散乱日射は計算式に当てはめれば求めることができます。もしくは全天日射計に直達日射を遮るようにすると計測することも可能です。

地域の日射計で量について調べてみよう

近年の太陽電池パネルの設置や太陽光発電システムが普及してきています。太陽電池パネルに全天日射計を設置して1日の日射量を正確に計測するためによく使われています。一般の人のイメージでは暖かいところは日射量が多く、寒いところは日射量がすくないイメージを持っている場合が多いです。しかし暖かいや寒いなどは関係なく日照時間が長い場所が、一番日射量があるということです。つまりは年間を通して晴れの日が一番多い場所ということになります。暖かい地域でも台風などで気候が乱れ続けると日射量は少なくなってしまいます。太陽電池パネルに雪さえ積もらなければ、東北地方のほうが多く発電できると言えます。北海道には梅雨が来ないと言われていますから、冬でもパネルを雪が隠してしまわなければ発電はゼロになることはありません。